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♪身体を動かす力の源=ナトリウムポンプ  ♪塩不足は身体に悪い
   ♪塩は高血圧の犯人ではない  ♪低温処理の自然塩がカラダにいいわけ

高血圧の原因はナトリウムではなく塩素?

高温処理の塩は塩素とナトリウムの結合が強い

低温処理の塩は塩素がカラダに残りにくい

塩素が排出されるとカラタもむくまない
さらば自律神経失調症候群  ♪自然塩浴は幸運を招く  ♪塩浴で野性の感覚を取り戻す
皮膚   ♪ T.体の外と内を隔て、内臓を守る膜   ♪U.体調(内臓と心)の鏡
♪V.体の表面を覆う感覚器官  ♪W.酸素呼吸機能(第二の肺) 
X.最大の外なる臓器・外臓   Y.体温調節機能  Z.外への一方通行で渡過・分泌・潅漑・排泄機能  [.アカ

 ♪身体を動かす力の源=ナトリウムポンプ
人の身体を動かしているのはご存じのとおり筋肉です。
脳の指令が脊髄を通り筋肉に達し、動かすべき部位の筋肉が収縮・弛緩して、
腕なり足なりが動きます。これは、誰もが知つていること。
しかし、指令を受けて筋肉を実際に動かしているものはなんなのでしょうか。
その一つが、塩分に含まれるナトリウムなのです。
脳から筋肉ヘと指令が達すると、
ナトリウムが筋肉の細胞に取り込まれたり押し出されたりします。
つまり、
筋肉の収縮・弛緩はナトリウムが細胞内に出入りすることによって起きるわけです。
これを『ナトリウムポンプ』と言います。
ナトリウムポンプはもちろん、
体内に摂り入れられるナトリウムによって機能するもの。
すなわち、塩分を摂取しなければ機能しないと言ってよいでしょう。
ですから、塩分の摂取が極端に少なくなると、
ナトリウムポンプは正常に働くことができません。
心臓をはじめとするあらゆる内臓は筋肉でできていて、筋肉によって動いています。
もちろん、ものを食べるためにロを動かすのも、
また食べたものを消化するために胃や腸を動かすのも筋肉です。
人が生きていくために必要なことは、すべてこの筋肉によって営まれているのです。
ですから、筋肉を動かすナトリウムポンプは、
人が生きていくために欠かせない機能と言えるでしょう。
ナトリウムポンプは筋肉だけではなく、
皮膚やその他の器官などの細胞にもありますので、
ナトリウムポンプの衰えは、そのまま肌などの老化にもつながります。
身体や肌を常に生き生きと保つには、
適度なナトリウム、つまり塩分を補給しておくことが大切だと言えます。
むやみな減塩も考えものなのです。

 ♪塩不足は身体に悪い
塩不足が原因で起こる例として、こむらがえりを前に挙げましたが
その他にも塩不足で起こる障害は多数あります。
特に気をつけたいのが腎臓です。
腎臓は、体内の塩分を一定に保つ役割を果たしています。
ですから、体内の塩分の濃度が低下すると、腎臓は一定に保とうと必死で活動します。
しかし、人は汗や尿によって、身体の塩分をどんどん外へと排椎していきます。
塩分が補給されることなく、排椎されるばかりであれば、
腎臓の機能が追いつかなくなり、腎臓障害を起こしてしまいます。
ですから、
腎臓の機能が低下している老人や赤ちゃんの場合、
滅塩することは特に危険度が高くなります。
赤ちゃんの場合、腎臓機能が完全に発達していません。
赤ちゃんが脱水症状を起こしやすいのは腎臓の機能が完全でないからです。
ですから、水分を与えると同時に、
体内でのナトリウムポンプが正常に働くように
塩分も補給してあげなくてはなりません。
また、塩分が不足するとナトリウムポンプの働きが低下します。
ナトリウムポンプの働きが低下すると、
各器官の働きも悪くなるのと同時に腎臓機能が低下することが加わり、
体内の水分不足を引き起こす結果、血液濃度が高くなってしまいます。
血液が濃くなれば血流が滞り、脳卒中などを引き起こしやすくなります。
たとえ脳卒中を起こさなかったとしても、
血液が濃くなると、
他の内臓をはじめ諸器官の働きを低下させることにつながりますので、
気をつけなければなりません。
もちろん健康な人でも、
大量に汗をかいたりした時は体内の水分が不足するとともに塩分も不足しますので、
その両方を補給する必要があります。
特にスポーツなどで汗をかいた時は、
水だけをがぶ飲みしないで、水と塩分をバランスよく補給するようにしましょう。
水分だけが急速に満たされると、身体の塩分濃度が薄くなり、
塩分濃度を一定に保とうとする腎臓に負担をかけてしまいます。
これで、減塩が健康上有効でないこともおわかりいただけたでしょう。
減塩の食事は、味もあまりよいものではありません。
塩は味の基本でもあります。
食事をおいしくいただくためにも、必要な調味料です。
味気ない食事を摂って、健康を害してしまうようでは意味がありません。
身体によい塩を選び、栄養バランスを考慮したおいしい食事を摂り、
していきたいものです。

 塩は高血圧の犯人ではない
医学界は、"本態性高血圧" 即ち 「犯人不明」と言いながら 
「塩を犯人扱い」しています。
塩が血圧を上げるといいますが、低血圧の人は上がりません。
「塩を食べて低血圧の人がこれだけ上がったから
高血圧の人は塩を食べないようにして下さい」と言うのも聞きません。
今の日本には、低血圧で朝が起きにくくて困っている女性が大勢いるのに、
低血圧の人へ「塩を飲め、食べよ」と勧めないのは何故でしょうか。
塩で血圧が即上がれば、低血圧の人には安くて簡単、大福音です。
夕食に、喉が渇くほど塩を効かせても
翌朝血圧が上がったなど聞いたことがありません。
食事はおいしいのが御馳走、後で喉が渇くほど塩が効いているからおいしいのです。
卵を固める火は必ずバターを溶かします、
バターを溶かさない火は卵を固めることができないのに、
高血圧に上げても低血圧には無力とは矛盾していませんか?
子供でも納得しない理屈です。
この一事を見ても西洋内科医学に頼りにならない部分が多いことは明白でしょう。
昔、製鉄所の溶鉱炉で働く銑鉄工、造船所の溶接工、
蒸気機関車の機関士など職業柄汗をかく人には、
仕事中は塩をなめ水を飲みながらでなげれば体が保たなかった事実があります。
この人たちが職業病で高血圧になった話は聞いたことがありません。
高血圧や脳卒中は下半身の筋力の低下、
筋肉量の減少のために上半身に血液が集まり過ぎる為に、起きるとも言われています。減塩で血圧が下がるとすれば、心臓が弱まるからです。
心臓を弱らせば血圧は簡単に下がります。

 ♪低温処理の自然塩がカラダにいいわけ
わたしが考える「カラダにいい塩」とは、
同じ自然塩のなかでも、海水を高温で煮詰めてとったものではなく、
「低温処理」によって採った塩です。
人が出合った最初の塩は"天日で干す"という低温処理によるものでした。
といっても、わたしが高温で煮詰めた塩でなく、
低温処理で作られた塩がいいと考えるのは、
それが塩の起源だからというだけではありません。
そのことを説明するために、
もう少し高血圧のこと、そしてイオンのことについて、見ていくことにしましょう。

 ♪高血圧の原因はナトリウムではなく塩素?
塩の主成分である塩化ナトリウムは、
塩素とナトリウムという二つの元素が化合したものですが、
塩によって血圧が上がるといわれているのは、
そのうちのナトリウムが原因だということが、今は定説になっています。
そのためか、塩化ナトリウム分を抑えて、
代わりに塩化カリウムを添加した塩が健康にいいとして売られているぐらい、
ナトリウムは敬遠されています。
しかし一方で、高血圧の原因はナトリウムではなく、
実は塩素であるという説もあって、愛媛大学医学部教授・奥田拓道医博によると、1904年には、
すでに「高血圧の原因は塩素だ」という論文が発表されていたのだそうです。
その後1954年になって、
「ナトリウムが高血圧を引き起こす」という説が新しく発表され、
以来こちらのほうが定説になって、『塩素原因説』はその陰に隠れてしまいました。
ところが最近になって、「血圧上昇の原因は、ナトリウムではなくやはり塩素にある」
ということが、実験結果で示されるようになったのです。
実験は以下のようなものです。
ナトリウムを、塩化ナトリウムのかたちではなく、
炭酸ナトリウムやクエン酸ナトリウムという塩素以外の元素と結びついたかたちで
動物や人に与えても、血圧は上がらない。
その一方で、塩化カルシウム、塩化カリウム、塩化コリン、リジン塩素酸など
塩素の化合物を与えると、血圧が上昇する、というのです。
この実験の結果はつまり、血圧の上昇には、
塩化ナトリウム中の「ナトリウム」ではなく、
「塩素」が関与しているということを示しています。
高血圧の原因は、ナトリウムではなく、塩素にある。
これまで常識のように考えられていた「ナトリウム原因説」からすると、
これはびっくりするような話です。
なにしろ悪いのはナトリウムだと多くの医師は考えて、
現在減塩指導をしているのですから。
しかし医師たちは、森下敬一医博の指摘のように、
「そう聞いた」とか「論文を読んだ」という程度の認識で、
自ら確認することもなく、それをうのみにしている場合が多いのです。
わたしはかねてから、この「塩素原因説」「塩素悪玉説」を重要視してきました。
というのも、それには化学的な裏づけがあるのです。
塩化ナトリウムは水に溶けると、
マイナスイオンである塩素イオンと、
プラスイオンであるナトリウムイオンに分かれると考えられています。
わたしたちの体内でも、この分離した状態で存在すると考えられているのですが、
しかし、この塩素イオンとナトリウムイオンの結合や分離のしかたが、
塩によって違うようなのです。

 ♪高温処理の塩は塩素とナトリウムの結合が強い
「イオン」という言葉が、最近はぐっと身近になってきました。
化粧品に「イオン配合」のものが登場しています。
またマイナスイオンがストレスをやわらげ、
免疫系(簡単にいえばカラダの抵抗力)のはたらきを整えるということで、
空気中の「マイナスイオン発生器」なるものも売られています。
空気中のマイナスイオンは、木々の立ち並ぶ森の中や、
水の飛び散る滝壷などにも発生しています。
森林浴をするとさわやかな気分になったり、
滝壷に立っと心が洗われたようになるのは、
このマイナスイオンのなせる業だといわれています。
イオンには、この「マイナスイオン」と「プラスイオン」の2種類があります。
マイナスイオンはその名前とは反対に、電子を1個よけいにもっている、
いわば凸状態のイオン。
一方、プラスイオンは1個足りない凹状態のイオン。
それでこの二つは、お互いの足りない部分を埋めようとでもするかのように、
常にくっつこうとする性質があります。
なかでもナトリウムというやつは、手が早いとでもいうのでしょうか。
放っておくとすぐに反応して、ほかの物質と結びついてしまうのです。
そもそもナトリウムが単体で検出されたのは、今からわずか60年ばかり前のこと。
というのもナトリウムがほかの物質と大変結びつきやすい性質をもっているため、
塩化ナトリウムをはじめ、炭酸ナトリウムやクエン酸ナトリウムなど、
単体ではなくほかの物質と化合した「イオン化合物」のかたちでしか
自然界には存在しないからです。
このイオン化合物には、
"高温が加わるとその結びっきが強固になる〃という性質があります。
高温で処理されると、ちょっとやそっとでは離れないほど、固く結びつくのです。
これを専門用語で「閉殻構造」といいます。
男女の関係で説明すると、熱く太陽がふりそそぐ南の島で、
とてもホットな状態になったふたりには、
愛の炎も燃え上がって強く結びついてしまう、といったところでしょうか。
だから、高温で処理された塩では、塩素とナトリウムはとても強く結びつきます。
熱処理された塩と、熱が加えられていない塩では、
塩素とナトリウムの結びつの強さに違いがあるのです。

 ♪低温処理の塩は塩素がカラダに残りにくい
低温処理の塩は塩素がカラダに残りにくい高温処理の塩と低温処理の塩。
この2種類の塩が体内に入ったとき、どんな違いが出るのでしょうか。
高温で処理された塩の場合、
ナトリウムと塩素の結つきが強力なので、
カラダのなかでも塩素はナトリウムとくっついたまま移動する恐れがあります。
ナトリウムは、カラダの水分や塩分の状態を一定に保つために、
細胞内外を常に出人りしています。
また「ナトリウム・ポンプ」という筋肉の動きをっかさどる大切な役目があって、
全身でくまなくはたらいています。
このナトリウムに塩素がくっついたままでいるとすると
、塩素がいつまでもカラダのなかに残っている可能性が大きくなります。
血圧を上げる原因となる塩素がいつまでも体内に残っていたのでは、
カラダにとっていいはずはありません。
これに対して、低温処理の塩の場合は、
塩素とナトリウムの結びつきが弱いので、
体内に入ると塩素素はさっさとナトリウムから離れ、
ナトリウムだけが体内に残っていろいろなはたらきをします。
塩素のほうは、尿や汗などからすぐに体外に排出されてしまいます。
これは実験からもわかっています。
高血圧の人が、低温処理の塩を大量に摂った場合の、
血液中の残留塩素量を調べてみると、
塩を摂った直後に、塩素の値がふえているのです。
血液中の塩素量がふえたということは、
それだけ塩素がカラダのなかに残留しにくいということで、
というのも、これはやがて尿や汗、呼気などから、
カラダの外に排出されていくからです。
そのため、塩素の害も受けずにすむといえます。

●摂りすぎてもよい塩

 化学塩は、イオン交換樹脂膜による海水の透析法により、電気的な方法と併せて分解し、イオン結合させています。化学薬品同様の塩で防腐作用には優れるものの、食用としては難があります。
 従来の天然塩と言われる塩田法式の塩も熟を加えて海水を蒸発させるので、
灰と言われるミネラルや、ニガリと言われるマグネシウムが除かれています。
また、ナトリウムと塩素が固く結びついていて、海水とは程遠い成分になっています。
塩と熱との関係はあとで詳しく述べますが、自然の熱で水分を蒸発させた塩は、
イオン結合が緩やかなため、より自然に近い塩だと言えましょう。
 しかし、全く塩素とナトリウムがイオン結合せず、
かつ海水の成分をそのまま含む塩の製造技術も生まれています。
古い方式や習慣による塩採取方法を、そのまま信じないでください。
海水に熱を加えず、単に水分だけを取り除く方法を採用した製塩法か否かさえ確認すれば、
海水に含まれるさまざまな元素をそのまま含む自然塩を手に入れることができるのです。
 以上、大きく5つに分類しましたが、その他にも例えば、輸入した塩を用いて低温処理し、
さらにイオン化カルシウムなどを添加しているものもあります。
低温処理をしたことで、塩素とナトリウムが離れやすくなっている点では低温処理製法の自然塩と同じですが、
イオン化カルシウムの添加によって、違う性質になってしまいますので、厳密には一線を画すものになります。
せっかく自然のままの形で塩を取り出しても、人工的な添加物によって自然塩のよさを損なっています。
 また、ナトリウムの摂りすぎを防ぐため、塩化ナトリウムの割合を低くし、
代わりに塩化カリウムを添加したものなどもあります。
カリウムを摂りすぎると腎臓に負担をかけ、全身の筋肉を弛緩させるので、
こうした食塩は注意して使用しなければなりません。
 塩分は食欲を増進させ、身体に必要なものですから、
少しでも身体によく、おいしいものを選ばなければなりません。
 特に漬物や梅干しは使う塩によって、ずいぶん味が変わります。
漬物に精製塩を使うと、塩そのものにミネラルの成分が少ないため、
素材のミネラル分が漬汁のほうに溶け出てしまいます。そのため、風味はよくありません。
自然塩で漬けると塩のミネラルル成分を摂れるだけでなく、味もよくなります。
 また、第1章で述べたように、私たちの体は常に磁気を帯びています。
身体を作っている細胞は、原子から成り立っていて、原子は電子などの素粒子から成り立っています。
磁気を帯びた原子で作られている私たちの身体はやはり磁気を帯びていて、
健康であれば身体を流れている生体磁気に乱れはありません。
しかし、健康を乱すと、この体内の磁気が変調をきたします。
 当然、食物を摂取すると、その食物によって生体磁気が影響されます。
ですから、身体の磁気を逃がさないよう食物も選択しなければなりません。
その上手な選択こそが、健康を維持するために最も必要なことだと言えます。
 塩は、すべての生命を生み出した偉大なる海のエッセンスで、
生命の母とも言える海のエキスを凝縮しています。
しかし、様々な塩が存在する現在の市場では、そのエッセンスとは成分が異なるものもあります。
正しい選択のキーポイントとなるのが磁気、すなわちそれぞれの塩がもつイオンの作用です。
身体の磁気を乱すような塩は、海のエッセンスとは言えません。
 私たちの身体は、様々な微生物が宿るひ一つの宇宙です。
宇宙が地球を生み出したように、私たちも生命を生み出すことができます。
そのために、健康を保っていかなければなりません。
地球上に生命をもたらした偉大な海のエッセンス(塩)を正しく選択し、
身体に取り入れていくことは健康を維持するために必要不可欠なことです。

●塩に関するイオンの話

 ここでは、塩素とナトリウムを取り上げます。
塩素とナトリウムを結びつけているもの、それはイオンです。
元素はすべてプラスとマイナスのイオンをもち、その力によって結びついています。
元素だけではありません。
元素によって作られる物質すべてが、このイオンを帯びていて、それによってついたり離れたりしています。
 人間の身体も同じです。
プラスとマイナスのそれぞれのイオンが、身体にいろいろな影響を与えています。
その作用は温度の作用に似ています。
例えば、温度を下げると多くの物質は硬直します。水が氷になるように、人の身体も硬くなります。
筋肉の働きも弱まり、神経も鈍くなります。
また、極度に低温になると、人の身は、痛みすら覚えることがあります。
つまり、外部からの刺激を受けやすくなるということです。
 逆に、温度が上がると物質は柔らかくなります。
凍っていた物質は温度の上昇により柔らかくなつたり、液化したりします。
 イオンもほとんど同様の状態を示します。
プラスイオンの働きは、温度が高い場合と同じように作用します。
ですから、プラスイオンは緊張をほぐし、筋肉を弛緩させ、身体をリラックスさせます。
逆に、マイナスのイオンは、身体を硬くし、肩コリを起こしたり、
老廃物を固めて排泄しにくい状態にしてしまいます。
さらには、コレステロールの付着を増加させたり、腸の老廃物質である宿便などを引き起こします。
さらには、マイナスイオンの増加は身体を過敏にし、アレルギー症状なども起こしやすしてしまいます。
 つまり、体内でのマイナスイオンの増加は様々な病気を誘発する原因となりかねません。
これを理解していれば、どのような食品を選んで食べればよいのかも自ずとわかるでしょう。
食物も磁気を帯びていることはすでに述べました。
つまり、食物のイオンが人体にどう作用するかを考えればよいわけです。
食物の場合、酸性かアルカリ性かでその食品のもつイオンの性質がわかります。
酸性の食品は、体内でプラスイオンを発生させます。
もともと酸性の物質は、水に溶けた時プラスイオンの水素イオンを発生させるからです。
 アルカリ性の食品は、マイナスイオンを誘発します。
つまりアルカリ性の食品を摂ると、分極を起こし、体内でマイナスイオンを発生させるからです。
 梅干しを例に挙げましょう。
梅干しは「アルカリ性の食品だから身体によい」と言われます。
梅干しは酸っぱいんだから酸性なのに、なぜアルカリ性食品なのかと考えたことはありませんか。
確かに、梅干し自体の畔は酸性です。
 梅干しがアルカリ性食品と言われるのは、分極するからです。
酸性、つまりマイナスイオンをもった食品が体内に入るとプラスイオンを誘発するからです。
体内でプラスイオンを発生させる梅干しが、アルカリ性食品といわれる所以です。
酢の物などをたくさん摂ると、身体が柔らかくなるのは、そのためです。
 化粧品や空気清浄機などのキャッチコピーで、最近、イオンという文字をよく見かけます。
マイナスイオンが身体によいと、マイナスイオン発生機までが登場しています。
確かに森林浴に代表されるフィトンチットもそのマイナスイオンが身体に好影響を及ぼすからです。

●イオン論理の矛盾(分極)

 それでは、マイナスイオンである塩素が、なぜ血圧を上げ、身体に悪影響を与えるのでしょうか。
 このイオンの論理の矛盾は、〈分極〉が生み出しているのです。
分極は体内で常に起きている作用です。
磁石のプラスとマイナスと同じように、イオンもマイナスとプラスが常に引き寄せ合っています。
つまり通常、体内の細胞膜の外側がプラス、
内側がマイナスの電気をおびているものを逆転させる作用、それが分極の原理です。
 ですから、森林浴もマイナスイオン発生機も、
それらから発生したマイナスイオンを吸い込んだ時には必ず、体内にプラスイオンが誘発されることになります。
身体をリラックスさせ、ストレスをを和らげているのは、実はこのプラスイオンなのです。
 しかし塩素の場合、体内でプラスイオンを誘発することができません。
マイナスイオンのままで細胞内に入り込んでしまい、分極を起こさないからです。
分極を起こさない性質をもった物質はいくつかあり、(イオン透過性)と呼ばれています。
特にワカメや昆布といった海水で育ったものなどに多くみられ、
化学薬品のほとんどがイオン透過性のものです。
 このようにイオンには、分極を起こすものと起こさないものがあります。
分極を起こすものは体内に入った時に逆のイオンを誘発させ、
分極を起こさないものは透過して細胞に入り込み、そのままのイオンで作用します。
 塩は海の産物ですからイオン透過性の物質になります。
ですから、マイナスイオンの塩素と、プラスイオンのナトリウムがそのまま細胞内に入り込み、
それぞれの作用を細胞に及ぼします。
つまり、マイナスイオンの塩素は普通であればプラスイオンを生むはずですが、
透過性なので生み出しません。
またプラスイオンのナトリウムも透過性ですから、マイナスイオンを生み出しません。
 したがって、マイナスイオンの塩素は、身体によい影響を及ぼすものとなってしまうのです。
ですから、プラスイオンのナトリウムが身体に必要なことも自ずとわかるでしょう。
 身体のためを考えれば、マイナスイオンの塩素はできるだけ体外へ排泄し、
プラスイオンのナトリウムをより多く体内に留まるようにしなければなりません。
 塩素は、身体に必要ない分は尿や汗などで排泄されるため、
多少摂りすぎても問題はないと前に述べました。
しかし、塩素とナトリウムが非常に固い結びつきになっていて、
二つの元素が体内で離れなかったとしたら、どうなるでしょう。
塩素とナトリウムの化合物である塩という塩化ナトリウムが、
体内でも結びついたまま片方だけ排泄することができなければ、
塩素はナトリウムとともに体内に残ることになってしまいます。
 ですから、マイナスイオンの塩素とプラスイオンのナトリウムの結合度が問題になつてきます。
この結びつきが強ければ強いほど塩素を体外に排泄することができません。
つまり、塩素はナトリウムと結びついたまま、体内で作用してしまいます。

●食物の分極

 ここではもう少し詳しく、東洋医学的な立場からの説明を試みます。
食品にも分極するものと、イオン透過するものとが有ります。
 分極とはプラスはマイナスに、マイナスはプラスにイオンが反転することを言い、
イオン透過とはプラスはプラスのまま、
マイナスはマイナスのままでイオンが変わらないことを言います。
 梅干しは、ph2より強い酸性を示すのにもかかわらず、
なぜアルカリ性食品と云われているのでしょうか。
「塩に関するイオンの話」の項で既に説明しましたが、
つまり梅干しが消化器を経由する際に消化壁において分極し、
プラスイオンを誘発するからに他なりません。
これを、酸・アルカリの表現で言い替えると、
プラスイオンすなわちアルカリの働きに替わるので、アルカリ性食品と言われる理由なのです。
一方、酸性食品と言われる肉などは、phではアルカリを示しますが、
消化器を経由する際に消化壁において分極しますので、
プラスイオンがマイナスイオンの働きをしますから、
結果においてマイナスすなわち酸性食品と云われる所以なのです。
 反対にイオン透過するものとしては海のワカメ・ヒジキ・昆布、健康食品のサンゴ草などなどは、
海水で育ちますのでイオン透過します。
そしてこれらはプラスイオンですから、
イオン透過すればそのままプラスイオンすなわちアルカリの働きをします。
したがって、立派なアルカリ性食品と言うことができます。
 以上を、もう一度整理し直してみましょう。
原則として、陸のものは分極し、
海のものおよび純度の高いもの(医薬品・科学的物質等)はそのままイオン透過します。
 医薬品や科学的合成品などはすべてマイナスイオンを有していて、
そのままマイナスイオンで入っていきますので酸性の度を強めることになります。
 東洋医学では、酸性傾向をお血現象とか、お血体質などと呼び、
健康面での大きな阻害要因として捉えていますので、
体内のマイナスイオン(酸性化) の増加には十分な注意をしなければなりません。



さらば自律神経失調症候群

 
健康法とは自律神経を正常健全にキープすることに尽きます。キーワードは自律神経です。自律神経は生命を維持するための自動装置として、脳を司令塔にして知覚神経(大脳皮質)と連携して、体の表面から臓器の中まで全身くまなく立体的に張り巡らされた、肉体と精神を結ぶシステムネットワークです。全身のホルモン分泌〜新陳代謝にもかかわっています。交感神経(アクセル)と副交感神経(ブレーキ)がクロスオーバーして、免疫系、内分泌系、運動神経にも密接に関連しながら、人体は一生の間、昼と夜、疲労と休養、空腹と満腹、目覚めと眠り、体調の絶え間無き揺らぎ、四季、環境のはぎまで、寝込むほどの病気になっても、ケガをしても薬などに頼らなくても心身を自動的に素早く適応させて体の内外の調子を整え回復する無意識自然治癒機能をもったシステムです。心身は一つの有機体で一つのものの両面、もともとタフに作られているものです。健康法とは自律神経を正常健全にキープすることに尽きます。キーワードは自律神経です。自律神経は生命を維持するための自動装置として、脳を司令塔にして知覚神経(大脳皮質)と連携して、体の表面から臓器の中まで全身くまなく立体的に張り巡らされた、肉体と精神を結ぶシステムネットワークです。全身のホルモン分泌〜新陳代謝にもかかわっています。交感神経(アクセル)と副交感神経(ブレーキ)がクロスオーバーして、免疫系、内分泌系、運動神経にも密接に関連しながら、人体は一生の間、昼と夜、疲労と休養、空腹と満腹、目覚めと眠り、体調の絶え間無き揺らぎ、四季、環境のはぎまで、寝込むほどの病気になっても、ケガをしても薬などに頼らなくても心身を自動的に素早く適応させて
体の内外の調子を整え回復する無意識自然治癒機能をもったシステムです。
心身は一つの有機体で一つのものの両面、もともとタフに作られているものです。
船が復原力の限度内であればどちらへ傾いてもすぐ回復するのと同じで、
人の健康のプレも復原力の範囲内であれば自動的に回復するようにできています。
復原力が弱いとちょっとした刺激でも過剰反応を起こして激しく症状が現れます。
震度七でもびくともしない建物もあれば、震度四でも倒れる建物もあるようなものです。
心のもちかたひとつで体も運と一体になって良くも悪くもなります。
病気もなめてかかれば早く治るものです。
過労だけは自分で呼び込みますからやって来ますが、それ以外の病気の入り込む余地がなく、
入って来ても居心地が悪いらしくすぐ出ていきます。
一億総半病人・半健康人・薬漬時代。
成人病(生活習慣病)、気管支ゼンソク、花粉症、アトピー、食物や薬物アレルギーなどは
すべて自律神経失調症でしょう。一人で複数の症状が出ている人もいます。
一つが良くなれば別の症状がでる人もいます。まるでモグラたたきです。病人は増えつづけています。
自律神経失調は万病の元、「万病」とは自律神経失調症のドブに咲いたあだ花と言えるでしょう。
カンが鈍って宇宙の気を感じられなくなっているのです。
 現代人は、智恵も感性も判断力もセッケン・シャンプーによって曇らされています。
生きる本能は牛馬犬猫にも劣っています。
石鹸、シャンプーでダウンした自律神経を正常にするには、
薬やトレーニングよりも塩浴で回復方向へ向かいます。
驚異的なエレクトロニクスの発達を取り込んだハイテク検査診断機器類と
技術が発達してデータは信頼度が増していますが、一方では、自覚症状は結構きついのに、
脳CT、心電図、レントゲン、胃カメラ、血液検査などあらゆる検査機器で
『病気』を探しても説明が付かない、データに出ない病気、原因が分からない、
病名がつく以前の不調、病気でない病気、見えない病気、心の安らぎを失ったやまい、
全身倦怠感、不定愁訴、鬱病、自閉症、肩凝り、腰痛、便秘、下痢、目の疲れ、不眠、老人の若年化、
慢性病、心身症、うつ病、ノイローゼ、プッツン、めまい、どうき、頭重感、偏頭痛、胃かいよう、
食欲不振、ゼンソク、糖尿病、リューマチ、肥満、ガン、アトピー、高血圧、抜け毛、禿げ、
その他、非伝染性の病気などで二重三重に苦しんでいます。
病名はついても治療方法を見つけ得ないのでストレスが原因と言われ始めました。
医学はしばしば『00症候群』と言う病名をつけます。
症候群と一まとめにされるということは、原因が分からない、すぐ治せない、確たる治療方法がない、
病院をハシゴしてもよくならないということです。
対症療法の悪循環に陥り、症状を押さえる緊急手段として次々と新薬が出てくるけれど、
薬害、副作用がひどくなる一方で、キノホルム、サリドマイド、抗がん剤など医原病、
薬害病・医療人災ばかりです。「ガンは治った、患者は死んだ」が多発しています。
治療に無力であることは医学に大きな欠陥があるということでしょう。
塩浴は自律神経失調症候群の大部分は取り除いてくれます、半病人が減るでしょう。
美しい肌になりたいと塩浴するダイエットも美肌も二次的な効果ですが、まず皮膚の呼吸機能が正常になります。
レンズの曇りがとれていればきれいな写真が撮れますよということです。
人間も生きる本能がしっかりしていなければ頭脳の働きは正常になりません。
自律神経を変調させるとストレスが溜まるのか、ストレスが溜まるから自律神経が狂うのか、
自律神経があなたの地獄・極楽を決めます。
 犬が本能の通りに喜んで雪の中を走り回り、猫がコタツで丸くなるように、
自律神経=本能が正常・好調であれば、体が社会的、生理的環境に自動的に
真の心地よさ″を求めて本能の赴くままに最適の行動をするようになるので、
ストレスの溜まりようがなく、ホルモンの分泌、内臓機能、快眠、快食、快便のリズムが保たれ、
潜在意識を含めた感情は安定し、感染症などの徴菌に対する抗体、免疫力が十分備わり、
強い刺激にもへこたれない抵抗力と返しさ、復原力、自然治癒力、生命力を強くし、
ひとりでに薬(毒)に頼らなくなり、慢性の万病を快方に向かわせます、体の霊症までとってしまいます。
充実感が湧き、持てる能力をフルに発揮できる活力あふれる人間へ変身します。
『病』の入り込む隙がなくなります。体に悪いものは好まなくなり食べなくなり、
酒も適度になり、タバコもひとりでにやまり、肌や髪が美しくなっています。
 昔、健康保険などのない時代には、医者にかかるのは、
家庭で一通りの手当をしてもなお手におえないときにかかりました。
今は、厚生省が旗振りをして「素人の治療は危険」と脅かし、真っ先に医者の門をたたくことを奨励したので、
経験則に基づく安全で安上がりな民間伝承療法を片隅に追いやり、それが医原病をはびこらせ、
病院は老人サロンとなりました。
西洋医学でどうにもならなくなったときにまた東洋医学・漢方・民間療法に頼る時代になりました。
近代農業が行き詰まって「米は多く取れた、土は死んだ」が問題になり有機栽培、
自然農法へのうねりが高くなって来ました、西洋医学の行き詰まりが、
東洋医学、民間伝統療法への回帰と軌を一にしています。
 西洋医学は天動説です、昨日までの定説が新しい発見で今日は覆る、昨日までの本当が今日はウソ。
ガンについてだけでも突然変異説⇒化学物質説⇒ウイルス説⇒遺伝子説と変化しているぐらいです。
行き詰まり綻びが目立ち始めています。
所詮天動説は天動説、一日に太陽が東かから出て西に沈むぐらいのことはまことしやかに説明出来ても
一カ月一年の天体運行の説明は出来ません必ず 綻び、間違いが出ます。
 豊かな日本、世界一の長寿国と言いながら医者にかかる人が激増し、
名医も薮医者も同じ賃金で質を無視した出来高払い、患者を薬漬けにしない良心的な医者が貧乏して、
乱診医療で薬漬けにする医者が儲かる仕組み。
実りなき医療の費用は出来高払い垂れ流しですから膨張の一途で、アトピーを治せなくても、
HIVのように死亡させても結果に関係なく費用はちゃんと請求するのです。
現場の無駄は他にもまだ沢山あるのではないでしょうか。
出来高払の医療費を聖域にしてはいけないでしょう。
その上に岡光〜小山のような国民を食いものにする輩も居る始末ですから国民医療費は二七兆円を突破し、
今後も毎年一兆円づつ増えると予測されています。一般会計の三〇%程にもなります。
健康保険の破産は見えています。
塩浴で国民が健康を維持すれば国も自治体も医療保険負担と
下水道負担(建設、維持)が軽減出来ます。消防車を増やすよりも火事を出さないほうが優先します。
旧国鉄も二五兆円で行き詰まり、分割大手術で生き返りつつあります。
厚生省・内科医学は「神様である塩」を無視・敵視しだしてから特に不毛になっているのはご覧のとおりです。
科学に頼り過ぎて歪みを生じた近代社会の原点復帰は自然塩を見直すことから始まりましょう。
資生堂とマサチューセッツ総合痕院とハーバード医科大学とが設立した皮膚科学研究所が一九九三年に
「感情や思考を司る脳神経と、生きる力を担う免疫系が皮膚との間につながりがあることを科学的に証明した」
 (サンケイ新聞一九九六年二月二二日木)と報じています。
 西洋医学では『気』を認めないのに、説明のつかない・つけ得ないときの逃げ口上には
「気のせいでしょう、あまり気にしないように」と言います。
気にするなと言われても気になるのがこのやまい″ですから解決になりません。
「病は気から」の′『気』は「ストレス」のことと言ってよいでしょう。
ほとんどの人はストレス地獄になっているのに何となくこんなものと思い込んでいます。
感情、感覚、感性が狂い、勘がにぶり、判断力も曇らされ、意志薄弱、
マイナス・縮み思考、取り越し苦労、落ち込み、暗い、老け込む。
イライラ、もやもや、自己嫌悪、孤独、不安、恐れ、悩み、登校拒否、いじめ・いじめられ
つまらぬことで意地を張って人と衝突する、すべてを人のせいにして恨む、
欲に目が眩む、などが日常になります。
情緒も機微もない無機質な人間になってしまい、嫌われて当然です。社会的に孤立する悪循環です。
幸運は寄りつけません。
ストレス学説を最初に唱えたカナダのセリエ博士は
『ストレスを克服するには東洋的な感謝の気持ちが大切』と言っておられます。
皮膚呼吸をスムースにすることで独りでに感謝の気持ちがわきでて来ます。
人間の生命力は自立神経を流れる気の量と質とレベルに依り、
気の流れがスムーズになれば潜在意識を含めた感情は安定します。
塩浴で『気』はスムーズに流れるようになります。
 医学界には「ストレスはガンの元凶」「ガンが発病するのは免疫力の低下にょる」
「リラックスすればたいていの病気は治ってしまう」という説があります。
ストレスは、自然環境の汚染破壊、劣悪な居住や対人環境など肉体的にも精神的にも複雑さがエスカレートして、
人がバランスを失って生じる肉体と精神を結ぶ自律神経のトラブルです。
石鹸・シャンプーが、皮膚シール⇒自律神失調・ストレス⇒内臓不調・免疫力低下⇒発癌?とすれば、
近い将来発癌物質と言われだすかも知れません。しかし、いかなる健康法も疲れには勝てません、
自律神経の反応速度がにぶります。
いくら塩浴が良いといっても塩浴でカバーできる以上のストレスがかかれば失調になるでしょう。

 自然塩浴は幸運を招く

自然塩浴は自動的招運・開運法、悪魔祓いでもあります。健全な肉体に健全な精神が宿る。
皮膚呼吸で宇宙の精気が入り霊性が高まります。
自律神経機能が快調、皮膚の快感が幸運の女神を呼び止め、頼まなくても『幸運』の方が押しかけて来ます。
幸せになりたければ、運を良くしたければ石鹸・シャンプー浴から塩浴に替えることです。
心地よい発汗が理性の脳、感情の脳、運動神経の脳を活性化し生、性、晴、聖の快感になります。
泰らぎは静、ときめきは動、心と全身の解放活性化です。
石鹸、シャンプーを塗っている限り幸運の女神は素通りなさいます。
運を近づけない人は暗い人であり人生でも明るいところを蟹」うとしないものです。
他人のアドバイス、良い話へ背を向けて、悪いほうへ悪いほうへと自滅・自損の途を選びます。
困難な途を選ぶのと損な途を選ぶのとは違います。
一九九六年は春山茂雄先生の『脳内革命』がベストセラーを続けております。
内容は東洋医学では昔から良く知られていることですが「脳内ホルモン」を
テーマにして素人にも分かりやすく西洋医がお書きになったので新鮮に受け止められたのでしょう、
大変な功績です。
「西洋医学が偏っていて、いかに人間のハートを無視し、即物的にしか考えないか、
そのために行き詰まってしまった人を救う学問・技術としてスタンスがずれていたかを知らさせ」てくれます。
本の中では『楽天的・プラスイメージを頭で言い聞かせながら瞑想すれば
脳内モルヒネが出て来て成功人生になることを説いていますが、
瞑想のためにはそれなりの環境と時間が必要です。
セツケン・シャンプーを使っていては効果が出にくいでしょう。
「ストレスはポジティブシンキングで考えを前向きにすれば解消される」と言われても、
『思う人には思われず、思わぬ人に思われて』とか、『商売の不振』のときなどは難しいでしょう。
宗教の力を借りてでもそうなりたいと思っても簡単に出来るものではありません。
修行が足りないと決めつけられるのが落ちでは救われません。
塩浴を励行していれば、特別に瞑想のための時間をとらなくても、意識して自分に言い聞かせ続けなくても、
日常の生活の範囲内で皮膚の爽快感が自動的に脳内モルヒネを呼び出し、
プラスイメージになって行動しています。
自分に言い聞かせなくてもそんなことは無意識に超越してしまい潜在意識か無意識界へ自動的に行っています。
同時進行で肌までも美しくなります、『脳内革命』など脳活性化の本が書店に山のように積まれておりますが、
皮膚呼吸を無視しては効果が上がりません。
家族全員が塩浴をすれば全員がプラス発想を超越しますから家の中の気の流れが格段にスムースになります。
瞑想で得られるものと塩浴で得られる爽快感は同じ線上にあるように思います。
皮膚に張りがあることは心にも張りがあることです。
快感が脳に直行して脳が冴えます。
気持ち良い、心地よいことがガンにならない免疫力、自然治癒力を高めることになります。
『笑う門には福来る』は単にげらげら笑うことだけではありません。
明るくふるまわなければ″などと頭で言い聞かせなくても、顔に陰りや険がなくなり、
性格がおのずから良い方へ変わります。誰でも嬉しくて心の窓が開き、ひとりでに微笑みがこみ上げて来ます。
ほのぼのとした暖かさ、気品が立ちのぼり、おおらかなゆとりのある自信の表情が湧いてきます。
明るい毒舌″は人を助ける益舌″になります。生き生きハツラツ晴れ晴れとして前向きで明るくなります。
素直な心、感謝の気持ちが生まれ、見えない世界が感じられるようになります。
日本人が忘れかけている「美しい心」を取り戻すでしょう。
右顧左晒せず、こうあるべき、こうあるべしと言う堅苦しい考えが消え、やる気が起き、
時間もソロバンも忘れさせ熱中し夢中になれるから願望が実現する確率が格段に高くなる、成功する。
つらい勉強や仕事でもいつの間にかその中に楽しいことを見つけ、充実感が湧きだす。
脳にとっては好きなことをしていることが休息であり、脳はどんどん元気になる、疲れない。
今が最高、毎日が素敵が続く。継続は力、自分のレベルが上がっているのが自覚出来ないうちに、
何故か思うままの良い結果が起きている。
あなたも、付き合うなら人相の良い気持ちの良い人と付き合いたいでしょう、
人相が良くなると人に好かれ、人から声がかかって来て、
質の良い交際範囲が自動的・幾何級数的・持続的に広がり、
幸運の女神をそれぞれに紹介して下さり連れて来てくれますから、女神の大応援団が出来ます、
ツキが巡って来ます。同期会その他の会合でも、
「あの人が居るだけで座が楽しい、雰囲気が明るい、あの人にはぜひ来てもらいたい、
あの人が来るなら自分も何とか都合つけて行きたい」と云われるようになります。
天(神・仏・人・円)は明るい人に寄って来ます。良塩⇒良縁⇒良圓です。

 塩浴で野性の感覚を取り戻す

塩浴は、失われかけている本能・野生の感覚を呼び戻し、
感情を豊かにしてくれておのずから自然への感謝の気持ちが生じる唯一の手段です。
「心豊かなこと」が健康であることの真の証拠です。
人間の体はうまく出来ていて、体に良いもの悪いものを、外観(色、姿)、硬軟、匂い、味、誓わり、
舌ざわり、冷温、音など五感を総動員して危険をさけて人口はここまで増え続けてきましたが、
現代人は「動物園で生かされている野性の動物」です、
山野を走り回るときに身の危険を予知する護身本能=野性の感覚=脳幹の機能を鈍退化させ、
大自然の本来の姿を見る叡智直感力を曇らせてしまいました。
知恵がついて文明を発達させ、体を代理させる道具を作り、風雨を凌ぐ家の中に住み、
寒いときは暖房をきかせ暖かい衣類をまとい、暑い季節には冷房をきかせて、
部屋を年中快適な温度に保って、自然の刺激を自分で除いてしまって、
体の風雨日光寒暖に対応する機能を荒させ、自然環境を汚染・破壊、
対人関係の複雑さで生理的、精神的にストレスが溜まっているところへ、
食品加工技術の誤れる発達や、石鹸、シャンプーなどのスキンケヤー・ヘヤーケヤーグッズ(化学薬品)の
大量消費によって皮膚機能を低下させ、風邪などビールスの侵入に対する抵抗力を失ってしまい、
自律神経を苦しめ狂わせて反応速度を著しく低下させているのが万病の原因と云えましょう。
 皮膚が感じたさわやかさ”が脳幹へ直行して内臓にほで張り巡らされている自律神経が活性化され、
全身のホルモンの分泌までも正常に作動して『気』の流れがスムースになり臓器が活性化され自然体になります。
肉体が生きるために最適な行動をさせようとします。
自然治癒力がおう盛になって心身共に健康をもたらしてくれます。
慢性病の予防、回復、『病』の入り込むすきがなくなります。
 体調とは脳幹の状態です。
脳幹は脳の土台、動物が生きて行くための生命維持に必要な一番基礎的な自健神経がすべて集まっているところ、
先天的生命維持機能の管制塔です。魂の宿る最も神聖・完全なる脳です。
大地の生命力とつながっている原始感覚=「空腹、渇き、呼吸、心臓機能、消化吸収、排泄、休息、
休眠、体温、血圧、血糖値など」を一定に保ち、ホルモンの分泌・快・不快・生殖・気力・
危機回避行動などの反射的な働きを統合するところです。
動物は自然のリズムで生きています。脳幹の命ずるままに一糸乱れず体が動いて生きており、
拒食症も過食症もありません。
猫や犬は怪我や病気になったときは、好物の餌を与えても絶対に食べません、
体調がよくなってきたら、のこのこ出てきて食べだします。
目の前に好物があっても食べ過ぎるということもありません。
脳幹を活性化することは、精神、情緒、肉体を活性化させます。生命力を根源から呼び覚まします。
生命の危機を乗り切る護身本能、
自然との調和=生理的本能=生命力、体力、体調、冷静さ、度胸、勇気、決断力、行動力、五感、六感。
豊かな脳力、能力、叡智直感力、閃き、アイデア、創造力、向上心、人間の器量を作り、
品格、人間的魅力、優秀な才能となって花開きます。
子供は、健康で自主性があり、聞き分けのよい心身共にしっかりした、よく勉強する子に育ちます。
英知直感力・霊感(気)は健全な脳(+)と胃腸(ー)の一対に宿ります。
気力は見えない世界からエネルギーをもらわないと自分だけでは出ません。
事業経営は、閃き、創造力が勝負です。
チャンスを掴む、逃がさない直感力は正常な皮膚生理が基礎にあります。
成功する人は脳幹が強い人です。
仕事が遊び、遊びが仕事になっているので疲れません、体は疲れても精神爽やか、ストレスが溜まりません。
脳幹が弱いと、肥大した前頭葉は却って暴走します。
前頭葉だけを発達させると鬼になります、勉強ばかりしていた子供の親殺しなどがときどき起きています。
子供の頃の、手に負えないイタズラは脳幹を.鍛えているのです。
イタズラツ子は、大人になって事業家として成功する人が多いのです。
子供のころにおとなしくて勉強の良くできた子でも、
脳幹を鍛えないと大きくなるにつれて普通の人になってしまいます。
「一〇で神童、一五で才子、二〇過ぎればただの人」になります。
人格・魅力は学歴・学問の有る無しは関係ありません。
 自然塩を口に含んでやる気を起こし、自然塩で体を洗って感性を活性化して
心身の返しさ (健)と安らぎ (康)を定着させましょう。


 皮膚

皮膚は一枚で幾つもの機能をやってしまいますが双方向性はありません。
皮膚は二重構造になっていて、外部の環境に直面する表皮・角質層の上に皮脂膜があり、
内側の真皮では原始感覚の神経系と自律神経系が共同して、生きるリズムを自動的に保つように出来ています。
皮膚は日常の生活をしていれば何もしなくても自分で回復する機能が生まれつき備わっております。
臓器は皮膚を入れて六臓六腑と言えます。
 表皮は厚さ0.1〜0.2ミリで角質層と汗腺と皮脂腺の出口があり、
その下の真皮は厚さ1〜2ミリでコラーゲンと言う二種類のタンパク質繊維が皮膚の張りと弾力を保っており、
ここに毛根を包む毛嚢、汗腺、皮脂腺が分布し、その下に脂肪分があります。

 T.体の外と内を隔て、内臓を守る膜

皮膚は外部から異物が入ることを防ぐために、皮膚が酸化しないように酸性の皮脂で覆われています。
内からは不要なもの、汗、老廃物など出すべきものを出しますが、体内からの水分喪失を防ぎます。
必要なものは出さないように出来ています。角質層は外からの刺激に対する最前線の防衛陣地です。
人体は口以外はすべて異物を入れないように出来ているのです。
生きた細胞と死んだ細胞とでは作用が違います。
塩は口から食べて体内へ入ってからは細胞の生理的浸透圧に関係しますが、
生きている皮膚には、ナメクジのような外からの浸透圧とは無縁です。
外から塗った塩のミネラル=二ガリは入りません、入れさせません。
皮膚に触れたものが何でもかんでも体に入って来たら人体生理・内臓は狂ってしまいます。
もし皮膚から入るなら、塩水を塗れば口から塩を食べる必要がなくなります。
痛い食塩注射もしなくてすみます。
海水浴に行ったり、海で遭難漂流したりしたら人は生きたまま漬物になってしまいます、
塩のとり過ぎになって喉が渇きませんか?。一九九六年六月一八日〜八月一日まで四六日間、
沖縄から千葉県沖まで1900キロを漂流して無事救助された沖縄の漁師・宮里安三(六七才)さんは
塩と太陽で 干物になっていたはずでしょう。肥満児を粗塩の中に生き埋めにしても痩せません、
漬物にもミイラにもなりません。真水のプールで泳いでも喉の渇き は治まりません。
生きて泳いでいる魚には浸透しません、魚肉には塩分がありません、
だから、醤油(塩分)をつけなければ食べられたものではありません。
口から食べた塩だけが体内の細胞の生理的浸透圧(ナトリウム・カリウムポンプ)に関わるのであって
外から塗った塩は外傷のとき以外は関係ない、関係させないのが皮膚のガード機能です。
外からの酸素は入れても、塩分もミネラルも、水や細菌や異物(化粧品など)も入れません。
化粧品が効かない理由です。

U.体調(内臓と心)の鏡

 顔や肌は心身の好不調を映し出す鏡・信号機です。東洋医学では真っ先に顔 ・肌の色を診ます。
健康な人は肌に艶があります。牛・馬も同じです。
姿を 写す鏡は表面だけを磨けばよいけれど、皮膚は内臓が健康でなければ輝きません
また、皮膚を正しい機能にしないと内臓が良くなりません。
肝臓の故障で顔にシミが出来ることがあります。皮膚の老化は内面から防ぐ以外にありません。
大相撲の解説者が力士の肌色を見て
「この力士は肌に艶があるから稽古が十分出来ていて、気力も体調も良く、今場所は活躍しますよ」など
と云っています。

V.体の表面を覆う感覚器官「薄膜の脳」

皮膚は目・鼻・耳・舌・歯などとともに外界からの、痺み、痛み、触覚、圧覚、温冷覚の最も原始的、
鋭敏な感知感覚器官です。
脳に次いで重要な器官、体の表面を撃つ「薄膜の脳」、情報が真っ先に出入りするところです。

W.酸素呼吸機能(第二の肺

人類は直立歩行して尻尾を無くし、大脳が発達巨大化して体全体の酸素の消費量の二〇%もの大量の酸素を
消費すると言われるようになり、肺呼吸だけでは酸素が間に合わなくなり、全身の体毛を頭へ集めて、
皮膚までも呼吸器官にしてしまって、真皮へ供給→皮膚感覚シャープ→間脳→大脳へ快感が伝わだしたので、
大脳がさらに発達して毛モノからヒトへ進化出来ました。
酸素を吸うために皮膚があると言えます。日本で忘れられているのは皮膚呼吸です。
人は肺で呼吸しますが皮膚でも呼吸します、肺と並ぶ呼吸器官です。
皮膚は外にある不随意神経系のもう一つの肺です。車の両輪のようにバランスが取れて、
人体生理は正常に機能するようにできています。これが皮膚の第一位の機能でしょう。
野口英世「万病は酸欠より生ず」。
貝原益軒「呼吸は人の生気なり、呼吸なければ死す」は皮膚呼吸にも当てはまります。
人体は皮膚呼吸で 「元気・霊気」を取り込むように仕組まれています。
 石鹸・シャンプーを使う人は皮膚呼吸の酸欠状態を起こしていますから元気・霊気が入って来ません。
森林浴が心身に良いと言っても完全な皮膚機能があってこそです。
インドやチベットの医学、健康法、不老不死法はすべて随意・不随意神経の二重機能による『肺呼吸法』を
重視しています。
肺呼吸を意識的にコントロールすることで、普段は自律(不随意)神経で自動的に
働いている内臓、脈拍、体液、知覚神経などを直接変化させて不老不死を求めます。
この時代には、皮膚呼吸を阻害するセッケンもシャンプーも無かったから
肺呼吸法だけを工夫すれば皮膚呼吸を考えなくても良かったのでしょう。
皮膚呼吸は表皮のすぐ下にある繊維組織である真皮層で行われ、
酸素を供給することが真皮の活性化であり径路の停滞を防ぎます。
真皮に服り巡らされている自律神経は皮膚呼吸で酸素が届けばしっかり働いてくれます。
粘膜筋板へ行って細胞のミトコンドリアに酸素を供給してプドー糖を完全分解して
真皮内細胞の活動が十分に行われて感覚が鋭敏になります。
皮膚の爽快感(心地よさ)は皮膚の酸素呼吸量に比例します。
皮膚機能が低ドして酸素呼吸が不足すれば、肺で酸素を貰った血液は皮膚呼吸の酸素不足をカバーするために
守備範囲を広げざるをえなくなり、脳〜五臓六腑への酸素が不足し機能が低下するでしょう、
酸素が嫌いな癌は大喜びです。ボケやガンの始まりです。
 戦後にナイロンシャツが売り出されしわにならない〃とエリートビジネスマンが飛びつきましたが、
通気性が悪く、息苦しくてすぐ廃れました。
 仙人が霞を食べると言うのは、口をもぐもぐさせて 「見えない食べ物」酸素を唾液に混ぜているのです。
食物を良く唆むことは唾液に酸素を混ぜていることでもあります。
山登りなどで爽やかな風に吹かれて爽快感があるのは皮膚温度が下がり
「皮膚呼吸がうまく行っているよ」と言う脳へのシグナルです。
酸素は鼻から吸うだけでもいい気持ちになることは分かっているから酸素バーまであるぐらいです。

X.最大の外なる臓器・外臓

皮膚が健康であれば内臓にかかる負担が軽くなり、皮膚生理を痛めるつけると内臓に異常が起きます。
「不快指数」は皮膚感覚です。外界からの快・不快な感じは皮膚が一番先に感じます。
爽快感も不快感もすべてを絶え間無く脳ヘシグナルを送ります。
皮膚が爽快であれば心はうきうき明るく弾み積極性も出ます。性格が善い方へ変わります。
心穏やか、優しい、博愛、平和な心がおのずから生じます。
「心の安らぎを失った」いじめ、暴力、無気力、閉症、鬱病、不定愁訴、自律神経失調症などとは縁が切れます。

Y.体温調節機能

体温の八〇%は皮膚から出るそうです。皮膚は真皮の開閉装置が敏感に反応して体温を調節します。
風邪も引かないように出来ています。
寒いときには、体熱の発散を防ぐように毛穴・真皮を縮ませ鳥肌になって炭酸ガスの出を抑え、
保温器になり、皮膚温度の下がり過ぎを防ぎます。
暑いときは、ラジエーターになって、毛穴が開いて汗を出して気化潜熱によって体温の上がり過ぎを抑えます。
汗腺は、暑いときは汗を出して皮膚を灌漑する自動スプリンクラーです。
体温調整機能が正常であれば体表の温度変化への追従の時差許容範囲内に収まり風邪も引きません。
寒い屋外で子供が遊ぶときは、大人の感覚では、風邪を引いたらいけないからと厚着をさせますが、
走り回って汗をかいたら、汗が冷えて体温を奪い風邪を引きます、手袋と靴下で手足を暖かくしてやっても、
着るものは薄着をさせて、汗をかいたら早く帰らせるようにしないといけません。
 樹木のない都市、冷暖房の利いた部屋は空気が乾燥していますから、皮膚の角質の回転周期の足並みが揃わず、
角質が層状でなく島状に不均等に剥がれ落ち、残った角質部分は石鹸水を含んで膨化し、
その部分が気化熱で冷やされて自律神経を苛立たせ、
自分の皮脂で暑さ寒さから身を守る皮膚の温度センサーが寒暖の変化に順応・追従する感度が鈍り、
真皮の開閉速度が、切れかけの蛍光灯のように時間差が出て、筋肉の急速な反射・収縮・弛緩能力が
不揃いになって遅れ、その時間差に付け込まれて寒さ冷たさに弱く、風邪を引き易くなります。
自律神経は防御システム、スポーツの守備陣形と同じです。
敵の攻撃に対して素早く反応しないと突被されて点を取られます。
自律神経機能が低下して脳へ伝わる不快感は、石鹸分が無くなるまで残ります。

Z.外への一方通行で渡過・分泌・潅漑・排泄機能

 人体最大の体内から体外への一方通行の濾過透析・分泌・排泄器官です。
 汗・廃脂・垢の処理場です。発汗排泄機能によって皮膚呼吸機能を確保する仕掛けになっています。
消化吸収器官ではありません。皮膚は、呼吸では肺と、排毒では肝臓・腎臓の機能との補完協同関係にあります。
皮膚が仕事しないと、肺と肝・腎臓に負担がかかります。皮膚と腎臓は滅過透析器の双壁車の両輪です。
片方が悪いと身体全体が狂います。動物は口から食べたもののみが血・肉となり生命を養います。
人体は食べ物を消化吸収して骨肉にもなれば血液、養分、エネルギーともなって体のすみずみまで行き亘り
役目が終われば大・小便と同じく、皮膚など体全体それぞれの場所から老廃物として
一方通行的に速やかに排泄代謝される神秘な化学工場です。毛穴も肛門も同じく排泄器官です。
オイルマッサージは皮膚呼吸を止めます。メイクが崩れるのは肌が健康に機能している証拠です。
体に潜んでいる膏旨に入った″毒素は皮膚表面に浮かび上がって出て行きます。
排泄された皮脂はシャープなセンサーである感覚毛を維持保全します。
今、内臓は運動不足・発汗不足で水捌けが悪くなっています。
日本中どこの自治体でもゴミ処理場は満杯であるように、
人間の体の四大ゴミ処理場も無知と無理が崇って破壊されています。

[.アカは皮膚の死骸

 アカはセツケンやアカ擦りで無理に取るものではなくて独りでに脱れるものです。
石鹸を塗り、アカすりタオルで擦り、シャンプーを塗り、ドライヤーを使うことや角質を取る石鹸なども
市販されていますが自分で自分を武装解除するのと同じです。
皮膚呼吸は自然の状態で行なっていてこそうまく出来るので、人為的に塗り込んだり、
皮膚に触れたものが何でもかんでも体に入って来たら人体生理は狂ってしまいます、生きておれません。
角質の上側が日常の新陳代謝するぶんだけ生理的・自動的に順番に垢になって均等に
剥がれ去るようになっています。角質は自動的に脱れるのがベストです。
風邪引きなどに対するセンサーが正常に作動します。
セッケンで垢を取ったから”あか抜け″して見えるのと違います、塩浴では皮膚が死なないから、
垢の発生が極端に少なくなるから、あか抜けして見えるのです。
同じ無いでも皮膚生理を無視して強制的に剥ぎ取ってそこに存在しないのと、
健康、正常の故に発生しないから存在しないのとでは意味が正反対です。
皮膚は一生風呂に入らなくてもよいように出来ています。
皮膚は放っておけば正しく機能して、汗腺から汗、
皮脂腺から皮脂が出て皮膚の表面を薄く覆って酸性の皮脂膜をつくって微生物や化学物質など
外部からのいろいろな刺激を防ぎ保護します。
皮脂の分泌が減ると皮膚(角質)は乾燥してカサカサ⇒ひび割れを起こします。
年を取ることは水を失う事です、干からびる、しわがよる。
塩を十分食べ、塗ることで皮膚細胞に水を呼びます。
中高年以降は皮脂が減るので余計乾燥肌になります、肌の機能が低下します。
@皮膚−アトピー性皮膚炎、抜け毛、禿。
A粘膜−花粉症、アレルギー性鼻炎、ぜんそく、アレルギー性結膜炎。
B肝臓−肝炎。
C腎臓−腎炎。
内なる濾過透析器である腎臓の排窟能や肺の呼吸機能は測定・検査する機器が普及して
いていろいろ数字が出て来ますが、皮膚呼吸機能を測定・検査する機器がないし、
日本の医学は無関心のようです。
人間の皮膚呼吸機能を無視して、
汗をかかない動物の実験データを当てはめるのは無理があるのではないでしょうか。
 石鹸・シャンプーで垢を落としたら皮膚呼吸ができると思い込んでいる人は医師にも多い。
石鹸・シャンプーが皮脂を奪うことは知っていても石鹸の原料である油脂(異種性脂肪)が
皮膚に残ってシールして皮膚呼吸を阻害していることは知らないか無視しています。
皮膚呼吸は自然の状態で行っていてこそうまくできるのです。湿疹ができるのは皮膚が呼吸している証拠。
痺いところを掻くと、そこが充血して痺いものを追い出してしまいます。
アトピーもガンも成人病も、食べ物もさることながら、
食べた食品添加物などの毒素を汗で排出していないことと、
石鹸、シャンプー洗いによる皮膚呼吸阻害と分泌不足による自律神経失調症候群と言えるでしょう。
人は、下痢には医者よ薬よと大騒ぎしますが、便秘は遍間でも案外無頓着です。
皮膚もお通じ(呼吸と分泌と排泄)が悪いときは、自覚症状が分かりにくく見過ごしているようです。
入り口(食べ物)には気を遣うが出口(分泌、排泄、皮膚呼吸)を忘れた論議、
治療は片手落ちではないでしょうか

汗には神秘的とも言える素晴らしさがあります。額に汗して働いている姿は魅力的です、人を感動させます。
汗をかくことは皮膚機能を正常にしますから健康上誠に結構なことです。
汗をかいた後の肌はシットリ、サラサラ、ツルツルになることはだれでも知っています。
心地よい汗が皮脂を呼び出す最高の美肌補助液です、汗が出たら「肌が美しくなる」と素直に喜べば良いのです。
シェイプアップの決め手も汗です。ビールを飲んででも汗をかきましよう。

T.皮膚の清掃人

哺乳動物にとって汗は体を護る天与の自家洗浄剤です。
人間の皮膚は汗で洗ぅように神様が創って下さっています。
神様が人間に下さった洗浄剤は汗しかありません。唯一無二最高の自動・セルフ皮膚洗浄液です。
何役もの仕事をします。普通、一日500mlほど、多ければ3000〜6000mlも出るそうです。
体温を調節し、皮脂、水分と老廃物を出して腎臓の働きを助けます。
塩分、尿素、乳酸などの成分が含まれています。PH三、八ほどの酸性で制菌作用があります。
 人は初めに羊水ありき、この世に生まれて羊水と縁が切れた後は汗が羊水の代わりをして、
内から外への一方通行路を確保して排泄を促します。
汗が足りないところを塩水で補うというのが私の主張です。
汗が出にくかったほとんどの人が塩浴で汗が長く出るようになります。
その人は今まで皮膚機能を抑圧していた人です。
汗の出にくい人は乾燥肌でアセモ、ニキピ、吹き出物、アトピーが出やすい。
シミ、小じわが多い、痺み、突っ張り、かさつき、火照り、かぶれやすい、日焼けに弱い、鮫肌、
体温調節機能の異常が見られます。今、汗の真の意味を考えるときでしょう。
 皮脂は毎日少しつつ分泌して老廃物になります。それをスムースに流すのが汗です。
口から入れた水が巡り巡って毛穴の裏側から掃除しながら出て来て、
汗腺というスプリンクラーから撒き散らされるのですから、
これ以上きれいに深部から毛穴を掃除してくれる液体は他にありません。
食べた塩が汗の中に出る、汗と塩は同根。
汗で足りない塩分を塩を塗って発汗を促し、汗が出ればストレスも出て行きます。
汗をかくべき夏に、冷房のきいた部屋にいて汗をかかないことは自律神経失調症・ストレスの有力な原因です。
アンモニアは、昔は家庭の常備晶で、虫さされに塗り、撃つけ油で汚れた橋枠の半襟を拭いて洗っていました。
砂漠の国では今でも髪や体を洗うのに、牛や馬が放尿を始めたらその下へすっ飛んで行って
尿シャワーを浴びています。羊毛を洗うのにも塩と尿が使われています。

U.体温調節機能

皮膚の機能のところでも述べましたが、発汗は酸素呼吸機能を最高にするよぅに皮膚の温度調節をします。
塩を塗ったときの汗の出方は格別です。
塩塗りで脂肪腺と汗腺のシールがとれて開き、汗という洗剤と余分な脂肪がどんどん出て爽快感が起こり、
ストレスを追い出してしまいます。この、汗と脂の混じりあった幕が皮膚に潤いと弾力を保たせます。
汗が多く必要な所には多く出るように出来ています。
体温が上昇したときに汗が真っ先に頭から出て来て畳も多いのは、
一番大事な脳を優先して冷却しておこうとするのでしよう。汗は出る必要があるから出て来るのです。
今は、汗止めスプレーなど制汗剤まで売り出されて、わざわざ皮膚呼吸や排毒作用を妨害しています、
 もっての外です。汗かき上手になりましょう。

V.皮脂の呼び水

汗をかくことで皮膚表面にある古い皮脂を流し、同時に新しい皮脂を必要量だけ呼び出します。
汗の成分として出てくるイオン化した塩分のうち、ナトリウムは炭酸水素ナトリウムとなって、
増え過ぎた角質蛋白質の垢の成分を溶かしてアンモニアにして、脂腺から出る脂肪を溶かします。
アンモニアはすぐ気化して、皮下から新しく分泌してきた皮脂を冷却して固めて油脂膜を つくり、
皮膚面をコーティングしてガードし、皮膚呼吸を正常にします。
塩素は殺菌、漂白作用をします。このナトリウムの蛋白溶解と汗のアンモニアが、
毛穴をふさいでいる脂肪を分解する二つの作用で表皮の角質の生理的剥離が促され、
角質の増殖と真皮の維持・保全が出来ます。
汗に強い、崩れにくいが売り物の化粧品、保湿クリームを塗ったところへ汗をかいたら大変です。

W.淋毒の運搬車

汗(塩)は毒素を体外へ出す運搬車です。汗をかくことが、体内の毒素を出すきっかけになります。
これだけ公害が多くなり、食品添加物など多種・多様・多量の毒が体に入る時代には、
老廃物、入った毒、体内で出来た毒を極力速く体外に出すのが公害自衛健康法です。
塩浴は簡単・安価・合理的・最高の公害自衛法です。
よく働き、よく運動して本物の汗をしっかりかけば、爽快感と共に、汗が体の毒を連れて出て行ってくれます。
塩水を飲んでサウ ナで汗をかくのも良いのです。

X.自前の養毛・育毛補助液

頭から重金属と共に出る汗(の中のアンモニア)が、
同時に大量に排泄される御用済みの老廃脂を溶かして、毛髪に沿って伝わり、
髪を作っている毛母細胞の「潤い成分」が蒸発しないよう、アンモニアが気化冷却してこの廃脂
を固めて油脂膜を作ってガードして髪を育てます。毛髪を保護育成する養毛剤にしてしまいます。
毛根が十分に潅漑されていれば毛の細胞が生きていて、
長い毛も先まで次々と栄養脂が渉んで行ってキューティクルを保護潅漑します。
髪が生きていれば切れ化、枝毛、折れ毛などになりません。

Y.汗が創造性を育てる

汗を出すことが野性の感覚を磨きます。
心地よい発汗が体表を清潔にして皮膚機能を正常に保ち、肌を撫でる冷風の爽やかさ、
体が軽く感じられるぐらい肌から脳への爽快感、健康感で自律神経、五感が正常に働き、
外部の気配に敏感に反応して感性が磨かれ、失われていた野性の感覚、叡智直感力が戻ります。
理性の脳、感情の脳、運動神経の脳を刺激して生、性、清、聖の快感になります、創造性が育ちます。
おのずから神(自然)へ感謝する気持ちが生まれます。汗こそ創造性育成の養分です。
同じ汗でも冷や汗や脂汗はよくない精神性の汗ですから汗をかくこと自体良くありません。

Z.人の上半身は海、下半身は川

  (塩水=海の成分、比重大きい、真水=淡水、比重小さい)
人は上半身に海をもっています。能動輸送で海水を上にもって行きます。
血圧とは能動輸送でしょう。心臓から頭まではたった四〇〜六〇皿ぐらいのものです。
心臓が脈打って血液が血管を通って脳へ行くためだったら今のような血圧は要ちないでしょう。
背丈の高低に血圧は無関係です。
血圧が一五〇あるとすれば人の肩の上にもう一人立たせた高さまで血液を上げる圧力があることになります。
 汗は主に上半身から出ます。
熱いソバ、ウドンなどを急いで掻き込んだときなど真っ先に頭、額、首筋から汗が吹き出します。
腕などは右側のはうが良く出るようです。上半身は海を持っていると云えましょう。
塩をとりすぎたときに体が温まるので、塩分を上半身の皮膚の近くに集めて体温を上げて汗に出して調節します。
これを石鹸で止めてはいけません。下半身は上半身に比べて汗が出にくいものです。
塩水を下半身の淡水へ下げないために、汗にしてどんどん出しながら古い体脂を出そうとするのを、
石鹸、シャンプーなどで止めてはいけません。上半身と下半身の境目(汽水域)に腎臓があります。
腎臓はイオン交換膜のような働きをします。
腎臓は一定以上の濃い塩分は通さないようにし、薄いときは塩分を集めて一定の塩分濃度にして尿に出します。
軽い金属=ミネラル(ナトリウム、クロール、カリウム、マグネシウム、カルシウム、リンなど無害性のもの)
しか通せません。
口から体内に入って糞・尿で出せない毒物(食品添加物、重金属で多少毒性のあるものや副作用の強い薬など)は
汗として出されます。髪にも重金属が出て来ます。
これを出してやらないと、嫌でも腎臓へ負担がかかります。
汗が出にくかったほとんどの人が塩浴で汗がよく出るようになります。
その人は今まで皮膚機能を抑圧していた人です。
一九九六年三月一日 (金) 日本テレビ・お昼の 『おもいっきりテレビ』 で
「汗をかくと塩分が出るからあまり汗をかかないように」と言っていましたが、
これなど目茶苦茶です、健康を損ねる方法です、創造性も育ちません。
風邪を引いたときには、わざわざ発汗剤を飲んでまで汗をかいて体内の毒素を出します。
我慢して汗をぐつしょりかいた後は熱も下がり、風邪は治っています。
自然塩を食べて塗って心も体も快い汗をかきましょう。
汗が足りないときは少し自然塩水を飲めば宜しい、PH八前後の弱アルカリ性イオン水です。
スポーツドリンクより身近で安いでしょう。

頭皮・頭髪

 髪は神なり。頭は髪(神)の宿る神聖なところ。
髪は健康のバロメーター、老化は頭のてっぺんから見つかります。
哺乳動物の中で人類だけが、皮膚を呼吸器官にするために全身の毛を頭へ集めて身の丈程も伸びるようにして、
膿という化学工場で発生する一番やっかいな老廃物を頭から出して髪を養いながら排泄しています。
体毛を頭に集めてしまった毛のない猿です。
 化粧品のコマーシャルでもヘヤーケヤーに関するものがずば抜けて多く年中目につきます。
物凄い巨大マーケットです。
昔は「女の髪は象をもつなぐ」と言われるぐらい強かったのですが、
今は、五円玉を通しただけでも切れるぐらいに細く弱くなりました。
欧米の男性は日本女性の「黒髪」に憧れたものです。
髪が抜けること自体は死に至る病ではありませんが、
「人生で失いたくないものは貴女と髪の毛」という口説き文句が成功するぐらい、
髪は男にも女にも命みたいなものです。
抜ける運命をもった毛ではあるけれども、少しでも抜け毛を少なくし、
遅らせたいと古来さまざまな工夫がなされてきました。
禿げと水虫の薬を発明したらノーベル賞とまで言われていますが、残念ながら有効なものがないのが実情です。
昔、いわゆる水商売・花柳界などで、曲げを結っていた中年を過ぎた女の人に、
頭のてっぺんが丸く禿げていた人が多くいました。
もとどいを強く引締めたのと贅つけの椿油などが原因といわれていました。
外から塗ったものは植物油でさえ養毛剤ではなかったのです。

T.頭はパンツをはかないお尻

 頭のてっぺんと肛門周辺は、人体という化学工場から出る老廃脂汚物の二大終末処理場です。
石鹸・シャンプー洗いで皮脂腺が封鎖されていたものが、
塩洗いで解放された結果、今まで溜まりに溜まっていた「廃脂」が堰が切れ たように吹き出して来ます。
(そのすぐ後には新しい体脂が続いています)。
そこを温水で洗い流した後、冷水をよく掛けて新しく出て来た脂肪の凝固を図り髪の庇護膜を確保してやります。
そのうち体温で緩んで来て髪を守る役目をします。べとべとする不快感はありません。
髪があるところ、あったところが特に汗と脂と悪臭がよく出ます。
櫛やブラシは鼻持ちならないぐらい臭くなります。
頭は第二のお尻、垂れ流しのお尻ですから臭くて当然です。
髪の臭いを極端に気にする人がいますが、毎日のように塩洗いをしている人の頭は、
鼻をくっつけるぐらいにしないと分かりません。近づいたり、すれ違ったぐらいでは分かりません。
香水のように、一滴で部屋全体に匂うのとは性質が違います。
肉食の多い人に異臭の強い人が多いようです。人間も動物であるから臭うのです。
タバコや焼き肉の臭いのほうが付きやすく強く臭います。
脂汗が頭から噴き出ることはだれでも経験があることです。
ここを、化学薬品とドライヤーの温風で傷めつけるから髪は死にます。

U.頭皮は髪の田んぼ

 「髪は血余」というのは本当です。
頭から出る汗と皮脂はもともと髪、皮膚に必要な最高・究極の養毛・育毛剤です。
髪を二〇歳で身長と同じぐらいにまで伸ばし養う養分を出します。
頭の内側からの老廃脂は脂腺を通って毛髪に沿って排泄されています。
頭皮には汗腺が沢山あり、汗腺は毛根に比べて血行障害には大変弱いので
地肌は熱を持ちフケと脂腺の圧迫による血行障害を起こしやすく
栄養脂が髪を十分に潤せないと髪は脂の途切れたところで死んでしまい、そこから先が枝毛になる。
枝毛は髪が死んでいる証拠。
髪が先まで十分に潅漑されていれば細胞が生きて栄養脂がキューティクルを伝わって先まで届く。
中国・雲南省の少数民族の娘さんの髪は、自分の身長ぐらいある人もいます。
川へ入って水で洗っているから髪が傷みません。
 脳は全身の酸素消費量の二〇%も使う大消費地です。
心臓から出て上へ向かう新しい酸素をもった血液は、
首のところの頚動脈の内・外の分岐点にあるセンサーが流量を調節して二つに分かれ、
一つは優先的に頭骸骨の内側へ入って脳を潤し、脳へ行く余りが外側へ回って、
頭皮の下側にあって十分な大きさの血液貯溜兼血圧調整池・水源でもある広い毛細血管網を巡って
頭皮を内側から潤しながら水稲である頭髪を潅漑し育ててふさふささせています。
この毛細血管網こそ、血液の陰圧による心臓圧軽減作用と余剰血液の貯溜、血圧調整システム、養毛水源池です。
頭皮を柔らかく弾力を持たせれば、皮下の老廃脂処理能力が高まります。
真っ赤な顔とはセンサーが血液を内側へ流さず、外側へ流しているのです。
シャンプー・石鹸で洗うと頭の垢も落としますが、皮膚を壊死させてフケをつくる原因にもなります。
エヤコンにより室内の空気の乾燥、空気が乾燥する冬にフケが多くなります。
廃脂と汗、有害重金属を出し髪の毛を潤す栄養脂の出口を塞いで機能を低下させます。
血圧調整ダムを埋め立てて、廃脂処理場を潰してしまうことになります。
大切な田畑を農薬と化学肥料でダメにしてしまうのと同じです。
毛根の皮脂腺から分泌される成分は放っておくと皮下に溜まって遊離脂肪や過酸化脂質に変わり、
地肌や毛根を刺激して抜け毛を促します。

V.髪は動脈血の成分と流れの正常値を示すバロメーター

 髪がふさふさ、黒々、しつとりとして順調に伸びていることは、調整池と頭皮がうまく機能している証拠です。
深刻な心配事で夜通し悩んで、一晩で白髪になったり、髪がすべて抜けてしまった人を知っています。
倒産した真面目な経営者でした。
真面目に悩み苦しんだために血液が内部の脳の方へのみ極端に集中させられた結果、
頭皮への血流が絞られたために枯れたのでしよう。マリー・アントワネットがギロチンにかけられるときに、
一晩で白髪になっていたことは有名です。
毎日せっせと、頭へ化学薬品を振りかけていて、
老廃脂を外へ出してやらなかったら皮下に溜まって調整池を埋め立てて、
外側へ流れて髪を潅漑していた血液の流れが減った分が余計に内側へ流されたら、
心配事がなくても毛が枯れて当然です。脳内血管は破裂するかも知れません。

W・髪は不要重金属の吸着渡過器

 尿や汗でも出せないカドミュウム、セレン、銅、水銀、ひ素、鉛、六価クロム、シアンなどの
重金属公害物質は頭髪に集まり出て行きます。
髪の無い人は頭の汗から出ます、頭から出る汗は尿や背中から出る汗よりも汚いと言えましょう
「いたいいたい病」「水俣病」などは、汗をかかない人の症状が 重かったといわれています。

X・髪は寒暖をコントロールする自動開閉装置

怒ると血が頭に上るので、髪の無い人は「やかん頭に湯気が立ち」、
髪のある人は「怒髪天を衝き」髪が立ってラジエーターになり、風通しを良くして頭を冷やすようになっています。
冷やせばやがて怒りが治まり、髪は元通り寝ます。気温が寒いときは髪は寝、暑いときは立ちます。
生きている髪は、空気が入っているから長くても軽い。トンボの羽根も同じ、空気が入るからピンとしています。
自然塩洗いで育毛・養毛に努め冷水で脂肪の凝固を図り髪の庇護膜を確保してやれば
ベトベトと不快感はありません。括毛の素晴らしさに感謝しましょう。





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